03.05.10:44
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09.09.23:45
ぷ……くくく。
お嬢様には同じクラスの男の子、まーくんが好きであった。
かなりおこちゃま(や、小さいからお子様なのは当たり前なのだが、甘えん坊で赤ちゃんみたいになる事があって、運動会でもうちのお嬢様よりも走るのが遅く、去年なんかは半分ずーっと泣きっぱなしと言う、すばらしい実績も持っている。……そんな彼のどこが良いのか。顔……なんだろうな……確かに可愛い顔はしている。……面食いか、いきなり)。
それが今年、彼には妹が出来て、そのせいかどうかはわからないが、突然大人になった。
それはもう、人の面倒も見るし、自分の事は甘えずにやるし、あたしが迎えに行っても帰るのを渋るお嬢様に「迎えに来てくれたんだから、帰らなきゃダメだよ。また明日ね。ばいばい」って言ったりする……3歳児。
そう……それはそれは大人になったのだ。
なので、より一層、まーくん大好きな感じであったのだ。
が。
今日事件勃発。
迎えに行くとお嬢様とまーくんがナナカマドの木を見上げている。
木の下の方は年長さんが実をむしってとったために何もついていないが、上の方はまだかなりある。
しかし、木登りしやすい木でもないし、何より二人に木登りは無理。
そんなところにアタシが登場した。
二人が「実をとって」と言うから、ジャンプしてとった。
残念ながらジャンプしてとれる実はそれだけで、他の実はそれこそ木登りしないととれない。
そこまでしてとりたくはない……木が折れるし……(細いんだよ、幹が)。
で「仲良く半分こしなさいよ-」と言って渡したナナカマドの実。
まーくんが「まーくんのー!」とガッと全部とった。
はっとしてお嬢様が手を出して少しむしり取る(このあたりの反応の早さはさすがだ、お嬢様……独占欲強い)。
「まーくんちょうだいよー! にゃんこちゃんが取ってくれたんだからー! 半分こっていってるでしょー!」
「やだー! これ、まーくんのだもん! 先に取ったもんー! だってもう帰るから良いでしょー!」
お嬢様、なんだかんだ言っても、まーくんは気に入ってます。
対アタシのようにがむしゃらに向かってはいけません。
「ほらほら、どうせおうちに持って行けないんだから、帰ろう」
そういって帰ろうとお嬢様の手を取るが、全然納得してません。
いつもなら泣いても良いぐらいなのに(最近は泣いて勝とうとするので、すぐ泣く)、全く泣かないが、とっっっっても不服な顔。
車に乗ってから、むっすーとした顔でつぶやいた。
「……まーくんなんてもう知らない。……明日、もう遊んであげないんだから……」
間違いなく負け惜しみです。
好きなのは変わらないけど、これは納得いかない!
そんな様子がありあり。
ククク……。
まるで、女性の縮図ではありませんか。
男の嫌な部分を見た。
そこで冷めるか、何とか納得して保留するか、少し距離を置くか。
その選択を車に乗るまでにしていたわけですな。
あー、面白い。
帰りに違うところのナナカマドの実を取ってあげて、とりあえず怒りを収めたようですが、何となくわだかまりがあるようです。
明日どうなるのかしらね……(まーくんは全く何とも思ってないと思いますが(男の子ですしねぇ。それにまー訓辞対は何とも思ってない顔だったんですよ)、お嬢様はコレが忘れない子なのよ。寝る前の約束はびた一文忘れちゃいません。おやつの話、起きたらお出かけする話、今晩は○○作る話、いくつかしても、絶対忘れない恐ろしい子……将来が心配だ)。
明日の帰りには仲良く手をつないでるかしらね?
かなりおこちゃま(や、小さいからお子様なのは当たり前なのだが、甘えん坊で赤ちゃんみたいになる事があって、運動会でもうちのお嬢様よりも走るのが遅く、去年なんかは半分ずーっと泣きっぱなしと言う、すばらしい実績も持っている。……そんな彼のどこが良いのか。顔……なんだろうな……確かに可愛い顔はしている。……面食いか、いきなり)。
それが今年、彼には妹が出来て、そのせいかどうかはわからないが、突然大人になった。
それはもう、人の面倒も見るし、自分の事は甘えずにやるし、あたしが迎えに行っても帰るのを渋るお嬢様に「迎えに来てくれたんだから、帰らなきゃダメだよ。また明日ね。ばいばい」って言ったりする……3歳児。
そう……それはそれは大人になったのだ。
なので、より一層、まーくん大好きな感じであったのだ。
が。
今日事件勃発。
迎えに行くとお嬢様とまーくんがナナカマドの木を見上げている。
木の下の方は年長さんが実をむしってとったために何もついていないが、上の方はまだかなりある。
しかし、木登りしやすい木でもないし、何より二人に木登りは無理。
そんなところにアタシが登場した。
二人が「実をとって」と言うから、ジャンプしてとった。
残念ながらジャンプしてとれる実はそれだけで、他の実はそれこそ木登りしないととれない。
そこまでしてとりたくはない……木が折れるし……(細いんだよ、幹が)。
で「仲良く半分こしなさいよ-」と言って渡したナナカマドの実。
まーくんが「まーくんのー!」とガッと全部とった。
はっとしてお嬢様が手を出して少しむしり取る(このあたりの反応の早さはさすがだ、お嬢様……独占欲強い)。
「まーくんちょうだいよー! にゃんこちゃんが取ってくれたんだからー! 半分こっていってるでしょー!」
「やだー! これ、まーくんのだもん! 先に取ったもんー! だってもう帰るから良いでしょー!」
お嬢様、なんだかんだ言っても、まーくんは気に入ってます。
対アタシのようにがむしゃらに向かってはいけません。
「ほらほら、どうせおうちに持って行けないんだから、帰ろう」
そういって帰ろうとお嬢様の手を取るが、全然納得してません。
いつもなら泣いても良いぐらいなのに(最近は泣いて勝とうとするので、すぐ泣く)、全く泣かないが、とっっっっても不服な顔。
車に乗ってから、むっすーとした顔でつぶやいた。
「……まーくんなんてもう知らない。……明日、もう遊んであげないんだから……」
間違いなく負け惜しみです。
好きなのは変わらないけど、これは納得いかない!
そんな様子がありあり。
ククク……。
まるで、女性の縮図ではありませんか。
男の嫌な部分を見た。
そこで冷めるか、何とか納得して保留するか、少し距離を置くか。
その選択を車に乗るまでにしていたわけですな。
あー、面白い。
帰りに違うところのナナカマドの実を取ってあげて、とりあえず怒りを収めたようですが、何となくわだかまりがあるようです。
明日どうなるのかしらね……(まーくんは全く何とも思ってないと思いますが(男の子ですしねぇ。それにまー訓辞対は何とも思ってない顔だったんですよ)、お嬢様はコレが忘れない子なのよ。寝る前の約束はびた一文忘れちゃいません。おやつの話、起きたらお出かけする話、今晩は○○作る話、いくつかしても、絶対忘れない恐ろしい子……将来が心配だ)。
明日の帰りには仲良く手をつないでるかしらね?
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